日別アーカイブ: 2014年5月4日

母・看護婦さん・ありがとう

母は亡くなるまでに癌で2度入院しました。

その時に多くの看護婦さんにお世話になりました。

特に2度目の入院の時は私は母が亡くなる日まで約50日間毎日病院に行っていたので、看護婦さんの大変さやすごさがよくわかりました。

母は寝返りもできなくなっていたので、寝る体勢を作るために数分単位でナースコールを押していましたし、トイレと排泄の世話などもしてもらっていました。

夜中など怖い時はずっと手を握っていただいたそうです。辛い時には話し相手にもなってくれていたそうです。


看護師さんや介護士さんは感情が入ると仕事が長く続かないので、言い方は悪いですが患者を物としてみると言う方もいるようです。
実際に感情が入りすぎて患者さんが亡くなって鬱になる方も大勢いると聞きます。なので、そう言った考えも間違えではないのかもしれませんね。

しかし、母を担当してくれていた看護婦さんたちは本当に母に良くしてくれていたみたいで、母はいつも看護婦さんたちに感謝していました。
一度、母に頼まれてお礼を込めて看護婦さんの肩をボディケアしました。
若いだろうにすごいコりでしたね。話しを聞くと「すごく体も心も疲れる仕事なんです。」と言っていました。


看護婦さんは大勢いるのにどんな運なのかわかりませんが、母がなくなった日の担当は母がとてもお世話になり1番感謝していた人でした。
その方はいつもとても優しく母に接してくれていました。

母が亡くなりその方が母の衣装も化粧もしてくれました。

病室から病院の駐車場まで母を運ぶ時にその方も一緒に来てくれました。

ふと、その看護婦さんを見ると泣いていたのです。
母のことを感情を持って接していてくれたんだなと、感動と感謝でその姿を見た瞬間に私は号泣しました。


その他にも
母の一時帰宅を悩んでいた時に相談にのってくれたり、
包帯の巻き方や介護のやり方などいろいろ教えてくれた方もいました。


母を最後までお世話いただき深く感謝申 し上げます。