地域のぬくもりを感じる「こども食堂」のひらかれた魅力

おなかも、こころも、ぽかぽかに。こども食堂は地域のあったか基地。

こども食堂という言葉を耳にする機会が、少しずつ増えてきました。ニュースやSNSなどで取り上げられることも多くなり、その存在が徐々に世の中に広まりつつあります。けれど実際にどんな場所なのか、どんな人たちが関わっているのか、まだよく知らない方もいるかもしれません。

 

こども食堂は、地域の子どもたちに無料または安価で食事を提供する民間発の取り組みです。しかし、それは単に“ごはんを食べる場所”というだけにとどまりません。その奥には、「子どもが安心して過ごせる場所をつくりたい」「地域の大人たちとつながれる機会を持ってほしい」「ひとりでご飯を食べる子をひとりにしない」そんな想いが重なっています。

 

運営しているのは、地域のボランティア団体、NPO法人、時には飲食店や自治体と連携した団体など、さまざまです。食材は地域の農家さんや企業からの寄付でまかなわれることも多く、地域全体が協力し合うことで支えられています。その背景には、世代を超えた交流を生む力や、人とのつながりを大切にする温かなまなざしがあります。

 

私の父も町内会の一員として、地域のこども食堂を手伝っています。月に1回ですが、配膳をしたり、調理補助をしたり、子どもたちの話し相手になったりと、できる範囲で関わっているようですが、その小さな行動の積み重ねが、地域のあたたかな空気をつくっているのだと感じます。

 

こども食堂には、さまざまな子どもたちが訪れます。放課後の時間に立ち寄る子、休日に兄弟と来る子、親子で来場する家庭もあります。中には、食事だけでなく学習支援や遊びの時間を設けているところもあり、地域の学びの場、成長の場としても機能しています。

 

また、こども食堂は大人にとっても安心できる存在です。日々忙しく過ごす保護者の方にとって、子どもが温かいごはんとやさしい大人に囲まれて過ごせる場所があるというのは、心強いことです。そして高齢者の方にとっては、子どもたちとふれあうことで生活にハリが生まれるという声も聞かれます。

 

こうした交流は、地域に「顔見知り」を増やすきっかけにもなります。いざというときに頼れる相手がいる。子どもたちを見守るまなざしがある。そうした人と人とのつながりが、暮らしの安心感を育てていくのです。

 

全国には現在、数千か所を超えるこども食堂が存在すると言われており、その数は年々増えています。それぞれの地域の課題や特性に応じて運営方法は異なりますが、共通しているのは「誰でもウェルカム」であること。特定の条件に縛られず、すべての子どもに開かれている居場所として、地域に根づいています。

 

これからの社会を担う子どもたちが、地域の中でのびのびと育つために。こども食堂は、そんな願いを形にする小さな拠点の一つです。やさしさのバトンが次の世代へとつながっていくように、私たち一人ひとりも何かできることを見つけていけたら素敵ですね。

 

こどもたちの笑顔が集まる場所。それが、こども食堂です。

今月の予定

 

特に何も記載されていない日は、通常通りの営業となっております。

 

×は予約埋まり&予定ありの日です。

現在水曜はお休みです。

よろしくお願い致します。

 

 

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